学園異能って
何故「学園異能」とか言われる分野が流行ったかっていうと、日常とバトルを両立出来るから、と言われたりする。
昼間はいつも通り学校に行って、放課後はその日常を守るために非日常の魔法使いとかエスパーとか異世界人とかと戦ったりする。
でも、決して非日常に傾倒せず、自分の穏やかな日常を守るために戦うという、とてもよくできたギミックで、ラノベではこの手の話は多い。
哲学さんもなんのかんのでラノベ好きなので、そういう話はそれなりに沢山読んできたけど――。
いいぜ……だったら、まずは……その幻想を……ぶち殺すっ!
と言う気分になってくる。
いや、哲学さんの悪癖で、日常と非日常が対立したら、あっさりと非日常が日常を蹂躙するんだよねぇ。
ネクストファンタジア大賞は、ファンタジアとか言ってる割に現代が舞台であるという縛りがある。
なので、哲学さんも応募作で苦手な現代物を書いてるのに、これまたあっさりと非日常が日常を蹂躙しまくるんだよねぇ。
灼眼のシャナで『封絶』がなかったり、仮面ライダーや魔法少女の正体が街のみんなにバレバレだったりするようなもの。
でも、『みらどすっ!』みたいな開始数ページで世界消滅が開始する様な話書いてたし今更か。
気にせずこのプロットを進めていこう。
しかし、今のプロットは……中二病と邪気眼な登場人物ばっかりになりそう。