アイディアは重要

アイディアは重要である。今日とあるアイディアをひらめいた。さて、最近特に思うのはアイディアのひらめき方だ。
パッと思いつきで反射的に出るものとか、とにかく出まかせのレベルでしかないものならまあ四六時中一定の割合で湧いてくる。しかしそういうのは今まで特に気にも留めていなかった。なぜなら、その一つ一つをきっちり扱って認識していると、結果的に作品の情報量の密度を下げる、もう少し踏み込んで言うと枝葉末節にあたる部分が脈略もなく存在するだけで、作品の土台となる部分には何も寄与せずむしろそこから意識を逸らしてしまったからだ。
そんなわけで今までこまごましたアイディアは捨てていた。ところで、この一つ一つはあくまで角ばったカケラでしかないが、隙間を作りながらもきっちりとした丸を埋めることはできる。意識的に捨てたアイディアたちが、今度は無意識に丸を埋めていき、そして今日ひらめいたときはその角たちの隙間が瞬間的に埋まったのである。現に、今日ひらめいたアイディアのルーツをなぞってみると今まで廃棄していた思いつきの群れと結構密接にかかわっていることが感じて取れた。
うーむ、アイディアは重要だ。大事にする必要がどの段階でやってくるか、を見極めるのも。