じゃあ一人称で書くなとキッパリ言うべきなのか

ネタフリにマジレスされてしまったので、こちらもマジレスで返すべきかな、と。
「一人称で書くな」というのは特に珍しい意見でもありません。
たいていの小説指南の本には似たようなことが書いてあります。
ものの本によっては「一人称というだけで読まずに落とす編集もいる」なんて意見も。
そのくらい、一人称は難しいわけです。
もっと正確に言うならば、一人称で「書くこと」は簡単かもしれないが、一人称で「“面白い本”を書くこと」は極めて難しい、ということでしょうか。
(余談ながら、入江大先生も落選したのは一人称で、受賞作は三人称。さすがにこれは関係ないとは思うけど)
だから「受賞作が一人称だから」「売れている○○が一人称だから」なんて理由で一人称を選択することは、最高に間違っていると断言できます。
平たく言えば、一人称を選択する時点で、余計に難易度を上乗せしているわけですから。
もちろん、あえて茨の道を進みたいというのであれば、私は止めませんが。



ここから先はチラ裏ですが、なんでみんな一人称で書くのかなあ。
今売れてるラノベをみても、特に一人称が多いとは思えない。
まああえて言うなら「楽だから」「これなら自分にも書けそうだから」というところなんでしょうが・・・