作れました。

 少しスランプも挟んだりはしたのですけれども……何とかまず1つ、仕上がりました。あと形になりそうなネタが2つほどありそうなので、それを今度は構築していきたいです。
 ともあれ、皆様にお願いがあります。とりあえず、1つ新しいプロットができました。「続き」に記載しますので、もしよろしければ感想や指摘などいただければ幸いです……! コメントでも構いませんし、長くなりそうでしたらメールでも構いません。私のメールアドレスは「mt12_lnaここにあっとまーくをいれてくださいhotmail.com」ですので、そちらへ送ってくださいまし。ぺこ。
 
【もし余裕があれば、気にかけてもらえれば嬉しいかも事項】
・似てる版権作品ってありますか?
ラノベっぽい印象はありますか?
・個人的に面白そうですか?
・世界観情報の記載が、わりと迷っています。何か「ここの説明は欲しい!」などの不足情報ありましたら、お聞きしたいです。
・お話の流れ的に、意味不明な箇所などありそうですか?
 
 
 あくまでプロットということなので、短いです。各キャラは200文字以内、世界観は約400文字、あらすじは約1200文字、で構成されております。「きちんとした本文を読むまでは何ともいえない」ということもあるやもですが、何か単純に感じたことを書いてくださるだけでも刺激になったりしますので、もう何でもご意見、募集しております!
 では、以下にプロットを晒してみますね。よしなにお願いします……!
 
『泥まみれのドールスフィア(仮)』
 
【コンセプト】
「ライバルとの決闘」「どん底からの這い上がり」「欲しいのは強さじゃなくて愛だったと気が付く」
 
【登場人物】
▼主人公:
「お、俺は最強なんだ。俺に勝てる奴なんていやしない、なのになんで!」
強さを価値とする家系で育った少年人形。他者からの評価に敏感で、勝利や強さに固執し、過程よりも結果を重視する。故に特定の人形にこだわらず、弱い人形は遠慮なく廃棄する。甘さは弱さと教えられたためわざと粗暴な振りをしており、根の優しさを必死に隠している。
 
▼ライバル:
「もう手遅れなんだ…自分で止められないんだよ、この衝動を」
人形への愛情を重んじる家系で育った、主人公の幼馴染の少年人形。自己犠牲精神や正義感が強く、身を賭して弱い者を守ろうとする。故に劣化した人形でも愛情をかければ強くなるという信念を持ち、劣化しても決して手放さず大事にする。強い弱いを気にしないと誤解されがちだが、本当は主人公よりも強さに執着が強い。
 
▼ヒロイン:
「でも新しい私はきっと、あなたのことうんと好きになるわ」
タワーより与えられた特別な少女人形。無条件で主を献身的に愛する宿命を刻まれている。子どものような好奇心と快活さに溢れ、他者をぐいぐい引っ張っていく。細かいことは気にせず、寝れば嫌なことも忘れる。主のためなら無謀であり、簡単に命すら投げ出しかねない危げな献身精神を持つ。
 
▼姉:
「そんなに頑張らなくても、いいんじゃないかなぁ」
主人公の姉にあたる女性人形。主人公が心を許す唯一の存在で、故障により療養中。辛いこともやんわりと受け止め、他者へ攻撃的になることもない穏やかな性格。人形遣いの天才でもある故、慌てない性格と相まって常に余裕を構える雰囲気がある。
 
▼ヒロイン2:
「すごく今、マスターに何かしたげたい。どうすればいい?」
ヒロインが融合転生して生み出した少女人形。感情を言葉や顔で表すのが苦手なぶん、行動にして分かりやすく示す性分。物静かだが行動は大胆。ヒロインの気持ちを受け継いでおり無条件で主人公に好意を寄せるが、意味をまだ理解ができず戸惑っている。
 
【設定】
 人類滅亡後の荒廃した世界に残された人造生命「人形」が、同じ人形達を捕獲し、戦闘奴隷や資源として利用する世界。
 フロンティア:強い人形遣いを輩出するために研究を重ねる組織。強き者には恵まれた環境が提供されるが、弱き者は破門される。各地に支部が点在し、打ち勝つと強さを証明する証がもらえ、生活が保証される。
 ディヴァ:神と認識される存在で、唯一ではなく大勢いる。世界に様々なルールを設定しており、あらゆる生命はそのルールを破ることはできない。
 タワー:世界中の人形遣いが集う戦闘施設。ディヴァによって管理されており、その戦闘結果によってあらゆる物品が入手可能。
 マナ:いわゆる特殊能力。偶発的に覚醒したり、神から与えられたりする。世界のルールの一部を超越することができ、逸脱した強さを保持できる。
 融合転生:人形が別の人形と融合し、新たな人形に生まれ変わる能力。すべての人形に備わるが相手との相性もあり、また自己意志で制御できない。
 
【あらすじ】
 フロンティアで互いに競い合っていた主人公とライバル。苛烈な主人公は仲間内から嫌われ闇討ちに遭うも、正義に厚いライバルが身代わりになる。主人公はその間にタワーで成果を残しライバルを救おうとするが、ライバルはマナ使いの闇討ちに遭って人形をすべて破壊され、茫然自失となり組織を去ってしまう。
 
 闇討ちの矛先が再び主人公へと向き、妨害もあって結果が出せなくなっていく。やがて心の支えであった姉を病気で失い、戦う意味を喪失。家族からも見捨てられ、組織も破門される。絶望していたところに、神の気まぐれでマナを得た主人公は、自在に人形を生み出せる力を獲得。創造した人形を酷使して研究を重ね、自らを破門した組織や闇討ちをした連中を、圧倒的強さでねじ伏せていく。
ライバルを倒した敵にも打ち勝ち、タワーすら制覇するが全てをやり終えて生きる目的を見失う。それでもヒロインが与えられたことで主人公は空しい心が満たされ、環境故に尖っていた性格も柔らかくなっていく。
 
 チャンプとして過ごしていたが突然、行方不明だったライバルが戦いを挑んでくる。ライバルは、違法マナによって人形を失った復讐に己もマナを獲得し、他のマナ使いを駆逐する旅をしていた。敗北し、支えのマナも奪われた主人公は強さが維持できず、タワーから放逐。さらには、マナの力で無責任に生み出しては廃棄し野生化した人形から報復を受けたりもし、再びどん底に落ちていく。手元に残るのはヒロインと、壊れかけた数体の人形だけ。主人公は自分が弱くなったことで、支えであるヒロインに見捨てられるのを恐れ、ヒロインを一方的に凍結。失った栄光を取り戻し認めてもらうため、戦いに奔走するも、勝利を重ねられない。
 
 余裕がない生活の中で主人公の心はすさんでいき、身体も故障し始め瀕死になるも、凍結から抜け出してきたヒロインが駆けつけ、看病により助かる。互いの本音を打ち明け心を通じ合わせたところに再びライバルが強襲、戦いの末にヒロインは破壊されてしまう。主人公はチャンプ時代に耳にした復活の秘法を得るため、タワーを攻略して情報を入手、目指した秘境で秘宝を獲得する。だが秘宝は劣化しており、ヒロインの復活は一時的なものだった。ヒロインはその力を転化させ、ここまでの過程で亡くなった人形達の躯や秘める想いを元に融合転生し、ヒロイン2を作り出す。託された想いを胸にヒロイン2を育てる主人公は、ライバルがこうして狂気に魅入られたのは過去の自分の弱さが責任だとし、ライバルを救うために彼を探し出し、決闘する。激戦の果てでライバルに打ち勝ち、神の呪縛からライバルの魂を解放することに成功。
 
 過去の栄光や失ったマナは取り戻せず、ヒロインもライバルも失った主人公だが、己を慕ってくれるヒロイン2が残っていることが、唯一の救いだった。主人公はヒロイン2と共に、かつて廃棄した人形達を回収し、面倒を見ていく生活を営む。