なんで書き上げられなかったのか

投稿処女作(?)を書き上げて一日してみて、落ち着いたところわかったこと。なぜ今まで自分が作品を書き上げられなかったのか、理由は大きく分けて二つだ。

 ①作品のイメージが明確でなかった(追記:これは「明確」でなく「豊か」「強く」の方が適当かな)
 ②文章を書くことへの「慣れ」の不足による摩擦

①はつまり、「だいたい」のポワ〜ンとしたフィーリング的な何か。このイメージが無いということは、つまりストーリーや本文での描写とか台詞などの出力元がそもそも存在していないということなので、書き上げられないのも当然かもしれない。
正直、100枚以上でオッケーという「文藝賞」で良かったと思う(もっと前は「文藝」は50枚からだった)。200枚も300枚も続く自信はちょっとない。それはさておき。

問題は②の方だ。そのイメージを文章化するにあたって、本当にこんな文章でいいのか、みたいな抵抗やら摩擦やらは、たぶんこれまで確実に存在した。そして、嫌になって途中で放り出す程度に強かったと思う。
まあ締め切りに追い詰められて、という事情も確かだけど、それでも書くことにやっと慣れてきたのか、執筆時の「つっかえ」は格段に減ったという感触がある。たぶんこの「つっかえ」があるかないかは、「読者が作品に触れて感じる」文章力とはまた違うんだろうな。
猛々しい開き直りではあるけれど、今までここでエントリを書かせてもらってたことで結構、というよりはかなり文章力は上がった気がする。自分の頭の中のものを表現するという意味では、小説を書くよりも手っ取り早い方法ではあるのかな。

追記:
実は、最後まで書き終わっているのに99枚しかない。たぶん推敲で描写が増えるので、大丈夫だろうけれど……