文章力以前に表現力:異物感

やっきになって書いていたためすっかり報告し忘れていたけれど、この前頂いた「お題」は、沢山イメージを喚起してくれて、おかげで文章の感じがよくなりました。ありがとうございました。(ただし、全部あわさってなので、かなり混沌としているけど……粗雑でごめんなさい)
追記:
この記事に特に繋がりはない話だが、さっきから試している方法で、「執筆中メモ」というのがある。伏線を張ったり後で改めて説明すべき事柄が出現したところに※①などと印をつけ、別のテキストファイルにその詳細をメモするのである。これ結構、ストーリーの構成が比較的簡単に整理できるのでかなり利便性があり、文章を書くのに集中できるのでだいぶ助かる。ワードとか使って執筆する場合は、ハイパーリンクとか使ってもいいかもしれない

そうやって書いてみて思ったんだけれど、たぶん「書きたいこと・イメージ」みたいなのは強く頭の中にあったりするのに、それがちゃんと文章にならず、違和感を覚えつつも勢いだけで文章を進めてしまうことが多々ある。できるだけ丁寧にしよう、としても、なかなか時間との兼ね合いもあって難しい。
あれっ何の違和感もないじゃんスーイスーイと行った時振り返ってみると、ストーリー自体は全く進んでおらずほとんど内容的には意味のないものができてて、唖然……。「イメージ」を持たずにやけくそで書いた場合はこうなるらしい。こういうときは大体、無駄な説明的描写や同語反復、端々にぶら下がった要らない修飾語やらでできた豆のしぼりかすみたいなものが出来上がることになる。
だからもっと、強く、豊かにイメージ!!と自分に言い聞かせつつもなかなか湧いてくれない。そして表現する言葉もイメージとずれていたりする。表現力って大事だ……
他にも心がけていることがあるなら、異物感、とでもいうべきものかもしれない。読者に何かを感じさせたいなら、「そのまま通り過ぎられない」ような異物感のある言葉で引っかけて、イメージを「感じずにはいられない」ように書くこと。だろうか。デフォルメ万歳。
選考で編集者の人に目を留めてもらえるにもまあ良い方法かな、と思って実践中。勿論、留まってもらうからにはそれなりのイメージを……あぁっ!!

追記:
言葉自体の異物感とはまた別に、「作品そのものの放つ異物感」もまたあってもいいと思う。ゲリラ精神だろうか。その異物感の元になっているイメージの源泉の一つは、これ。CD音源のやつはこんなに激しくない。http://www.youtube.com/watch?v=S0BYYdEmpM4
「どうだタモリ!!」いや、「どうだ電撃大賞!!」……おこがましい態度ではありますが、見栄を切るっていうのは悪い手段じゃないと思います。