生放送と、そこから感じたこと。

 つい先ほど、BOX−Airでの一部の投稿作品の、最終選考の様子を生放送していました。視聴してきましたので、感想や中身の報告? などをつらつら。
 ちなみにBOX−Airとは、講談社さんのほうから挙がっている企画で、投稿作品を同社発行の電子書籍にて掲載する、というものです。また優良作品についてはアニメ化も見当するというのもポイントです。
 それで、今回の選考の様子は2回めのものだそうです。最終的に約50ちょっとの作品数の投稿があり、そこから5作が選ばれました。その5作については、公式HPのほうで冒頭ちょっとだけが無料配信され、読めるようになっていますー。
 それらの作品についての批評などを、少しだけメモしておきました。
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『アントロポファジーの歌姫』…… 「人肉を食べる、はアニメだと厳しい」「音楽によるライブ、をアニメ再現するのは厳しい。小説とアニメでの音の表現に差が出てしまう?」
『ココロノート』…… ※すみません、一時回線が落ちてしまって(汗)
『フラ×ソロ』 ……「これはアニメ向き」「ネギま、みたいな?」「今までに何度も応募してるひと、その度に作風が変わってる」「今回のものは〝こうすれば面白いんでしょ?〟という意図的な挑戦が垣間見えてて、いい」「良くも悪くも皆がこれで盛り上がれる、会話にのぼる作品」
『ガルティラーマ』 ……「シニア向き」「設定は派手でハード、でもお話は地味でありきたり」「」「ひとつひとつの台詞にも自分の味を」「怪物は怪物の世界、ひとはひとの世界、あたりで済ませてしまってるの地味っぽい」
『その傷痕を鬼が嗤う』 ……「展開が遅い」「包帯少女はツボでした(一部のみの意見)」※こちらも回線落ちにより、あまり聞けず……。
【全体として】……「暗い作品が多かった」「暗いことがあっても元気に笑い飛ばしてくれるような、明るいお話が読みたい」「アニメ向きかどうかについては、作品を読んで、動いてる絵が想像できるかどうかがポイント」

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 こういった感じでしたー。なお、最終的に多数決で第2回の受賞作品が決まったのですが、様子からするとほぼ満場一致で『フラ×ソロ』が受賞となったようです。
 ううん……やっぱり、明るい作品の方が読んでいてすっきりする、というのもあるのでしょうか。わたし、基本的にメジャー作品はあまり好まず、マイナーでシリアスだったり淡い作品を好むので「メジャー作品っぽい明るさの引き出し」が無いような気がしています。
 でもでも、巷で取り上げられる作品は基本的に明るい作品が多いような気がします。コメディ要素、とはまた違うのでしょうけれど。あ、でも近いところもあるのかしら。コメディっぽいやり取りも簡単にできる、そんなキャラクター配置がされている作品……が人気作品の傾向のひとつなのかな、なんて思います。
 ……。
 いま、詳細プロットを書き上げている「人形モノ」の作品も、作風としては「退廃的でシリアスなので雰囲気は暗めだけれど、そんな中でも小さな希望を見出したり、幼い愛を育んだりするお話」といったところ。このBOX−Airに投稿する予定であったのですけれど、何だかすごく不安です……(汗)
 でもでも、ここでまた進んだ道を戻ってしまうといつまでも執筆につながらず、「プロットだけ作って安心しちゃう病」な状態になってしまうので。不安な中でも「この作品には、私の〝好き〟と〝面白い〟をめいっぱいに詰め込んだのだから、評価される作品に仕上がるはず!」という気持ちを信じて、とりあえず今の作品を仕上げてみる方向性でいきたいと思いますー。
 現在の進行状況としては「?」のマークのある前まで、詳細の物語をまとめた感じです。文字数については、あくまで「これくらい書くかなー」という想定です。

『起:日常の崩壊』合計:68640文字
 チャプター1……4シーン:24960文字
 チャプター2……3シーン:18720文字
 チャプター3……4シーン:24960文字
『承:復讐の果てに』合計:11万2320文字
 チャプター1……2シーン:12480文字
 チャプター2……3シーン:18720文字
 チャプター3……4シーン:24960文字
 チャプター4……5シーン:31200文字
 チャプター5……4シーン:24960文字
『転:喪失を恐れて』合計:62400文字
 チャプター1……3シーン:18720文字
 チャプター2……3シーン:18720文字
 チャプター3……4シーン?:24960文字
『結:すべてのあと』合計:49920文字
 チャプター1……4シーン?:24960文字
 チャプター2……4シーン?:24960文字
▼総計……29万3280文字想定


 文字数が前回の記事のときよりは、最低想定の文字数+αという感じに。ちなみに前回の想定では24万〜40万文字でした。
 編集さんや読み手、現在の流行り廃りといったニーズに応える技術は、将来長く作家を続けていくことでは、絶対に必要となるものだと思います。でもでも、今はまだきっと、そんなに無くても大丈夫なはず(だって現状でそんな技術があったら、もうデビューできちゃってるはずですもの!)。不安になったりもしますけれど、今は自分の信じてるものを信じ切って、少しずつ作り上げていこうと思います。まーる。