とてもばか

 今までラディカルだとか思想とかそんなんにこだわってたのは「自分がなぜ書くか」っていうのを考え続けてたからで、それに伴って作品の方向性も変わるし、また書きたいものがなければそもそもワナビをやめるだけであって……
 ということだったけど。ちょっと手に負えなくなってきたので、方針を変更して「全く何の思い入れもない作品を全く何も考えずに適当に書く」ことにした。適当ってのはちょっと言葉が悪いけど。
 シリアスなものを考えるとしたら、それなら上に書いた過程がある程度クリアされる必要があるので、ギャグで行ってみようかと思う。とてもばかなものを。大体設定とかの見当もついた。一応、新人賞で求められるレベルのオリジナリティはある、はず。あと文体もね。
追記:
 折角ギャグなのだし関西弁キャラを入れようかと思う。たぶん「ワレおっさんいちびっとったらしばき倒すぞハゲ」なんて台詞は大阪に住んでいないと思いつかないだろうし(実際にこんな言葉を使う人はさすがに見たことがないが……)。
 そういえば最近またナデシコを観返してるわけだけで、今三話だけど、やはりテーマの描かれ方がこの上ないくらいすごいのを再確認した。この点では、ストーリーテリング上の技術的意味に限らずエヴァなんかよりもさらに濃厚に感じられる。僕にとって教科書的な作品になるんだろうなぁと思う。
 エヴァ-ナデシコはある意味同じテーマについて描いた作品で、その方向性は全く逆であるが、どちらもかなりすごいのは確かだと思う。だからこの二作品が続いてテレビで放映されたのはある意味相当な奇跡だと僕は思っているのだが……