書きたい物があるか

 大前提として、新人賞に送ろうとする前に、まず小説を書きたいか。
 もちろん、哲学さんは書きたい。
 書いて、形にしたいと思う物語が自分の中にある。
 それを伝えたいと思う。
 だから、書く。
 賞を取るために小説を書くのも大事だが、まずは「書きたい物語」があるか。で、その「書きたい物語」を「新人賞がとれる商品にする」まで高めないといけない。
 その為には、その「書きたい物語」がなんなのかを見定めないといけない。
 時々、何を書きたいかあやふやなままで書いたりすることがある。
 たとえば、最初は性転換物を書くつもりが、学園ものがメインになったりとか。
 別に途中で変わるのはいいのだけれど、本当に伝えたかったのはなんなのか、そこをもう一度考え直すべき。
 ……と悩みながら全然プロットが進んでいない哲学さんである。
 ちくしょう!
 早くしないと今年が終わってしまう!!