キャラが生きると言うことは

 キャラクターが生きるということは、そのキャラクターにふさわしい行動をすることだ。
 でも、ただ普通の行動をしても面白くない。
 個性的な行動をさせることでキャラクターの魅力を感じさせることができる。
 古典的なのが闇鍋をさせて面白くなるか、という話。キャラクターが立っていれば闇鍋をさせると普通とは違う結果になって、見てるだけで楽しいものになると。
 何を入れるか、それに対してどんなリアクションが出るか……キャラクターが生きてるかのリトマス試験紙のようなもの……らしい。



 個人的には、リンゴをぽんっと置いてその反応をさせるのが分かりやすいと思う。

無視する奴、
問答無用でかじりつく奴、
いきなり神に祈りだして「ありがとうありがとう。全なる神よ。これで私は飢えなくて済みます」と泣き出す奴、
リンゴでリフティングを開始する奴、
リンゴを見てそれがなにか分からず「え? これリンゴなんですか? バカにしないで下さい。リンゴってもっと白くてウサギの耳の形をしてるものです。昔から何度も食べてるから知ってます」と魚は切り身で泳いでると信じてる系お嬢様、
リンゴを見ただけでゲラゲラ笑い出す奴、
いきなり握りつぶして「駆逐してやる!! この世からすべてのリンゴを駆逐してやる!」とか叫び出す奴
……等々。



 そのリアクションで「ああ、そういうキャラなんだ」と分かったり、あと面白くなるべきである。
 んで、今の哲学さんにはそれが足りない。
 そう思う今日この頃である。