『無頼・さぶらい』――プロット

 てな訳で、昨日予告したとおり、今書いてる話のプロット公開してみるよーん。




コンセプトプランニング

 ずばり、上意下達。主従関係。
 現代は何故か知らんが平等平等うるさくて敵わないので、むしろ「馬鹿野郎! 人間、案外上下関係があった方が上手く行くんだよばぁぁぁか!!」という高い志の元に執筆。

構成

 3〜4章構成。
 オムニバスっぽい形式。
 毎回ヒロインが変わる。主人公は固定。
 最近長編がどうにも書けない哲学さんへの苦肉の策として、短編連作形式を取る。
 ちなみに、今回が初めてではなく、何度かやったことのある手法なので、いける……と思ってた。
 それぞれは一ヶ月以内の話。一章は五月、二章は六月、三章は七月、の話。

第一章(あるいは第一話)

 誰かに束縛をされることが嫌いな主人公が女の子の下僕になる話。
 三蔵法師に反発する孫悟空であるが如く、反発しまくるが、紆余曲折を経て、「むしろ、俺はこの人に仕えるために生まれてきたんだ」と忠誠を誓う感動のラストで締め。

第一章登場キャラクター

○天草 士竜<あまくさ しりゅう>
 十六歳。高校一年生。
 生まれてから中学卒業までの間は家庭の事情で日本一の剣士になるべく剣道漬けの日々を過ごしてきた。朝から晩まで親に縛られ竹刀バッカ振ってた生活に耐えきれず、高校入学前に父親をぶっ飛ばし、家を出奔、高校の寮に入る。
 そんな少年期を過ごしてきたので誰かに束縛されること、命令されること、自由を奪われることが何より大嫌い。家庭内が体育会系という環境にいたが故に、体育会系の先輩後輩の絶対服従なノリとか大っ嫌い。
 身長は低い。チビ。
 約束は守る、誓いは果たす、一本気な性格。
 何より自由を好むが、自由な時の彼はどう考えてもふぬけ。何かに打ち込んでる方が輝くタイプ。本人は否定するだろうけれど。
 ちなみに、剣道自体は大好き。


○遙 君子<さまよい きみこ>
 十二歳。高校二年生。
 飛び級の天才児。のじゃロリ。(※「のじゃロリ」とは、しゃべり方が『〜なのじゃ』と古風なタイプのロリ)
 生まれながらの王者気質。
 あまりにもカリスマオーラが強いので、周囲の人間は彼女の言葉を聞くとついつい従ってしまう。故に、声聞く者すべてを従える<王の声>の持ち主、とか言われてるとか。でも、実際はそんな超能力ではなく、本当に威厳があるからついつい従ってしまうだけ。
 『新世界』を創造するために部下を集めている。
 彼女が「お主を私のサムライにしてやろう」と主人公の前に現れるところから物語は始まる。
 カリスマ幼女先輩。

第二章(あるいは第二話)

 前回、のじゃロリに生涯の忠誠を誓った主人公であったが、主従関係が確定したと思ったら本人はとっとと海外に留学に行ってしまった。
 そんな彼は今度はとある女性のご主人様になってしまうことに。

第二章登場キャラクター

○長楽 依良<ながら いら>
 別の学校の新米女教師。他人に依存しなければ生きていけない系の人。
 ただし、世話焼きスキルが高すぎるが故に、一緒にいる人間をほぼすべて堕落させてしまう脅威の女。どんな高潔な人間であろうと一週間も一緒に居れば男女問わずダメ人間になる魔性な人。
 主人公は果たしてこの彼女と共にいて堕落せずに居られるのか……。
 なお、プライベートでは普通の人。むしろ、依存相手を養う(甘やかす)為にリソースを取るので付き合いの悪い人でもある。
 依存相手以外にはむしろノーと言えるしっかりした才女にしか見えない。
 生徒からのあだ名はライラ先生。

第三章(あるいは第三話)

 七月、夏休みに遊びに行かないか、と誘われた主人公はクラスメイトの矢川と共に出かけることになるのだが、そこでとある相談を持ちかけられる。

第三章登場キャラクター

○矢川 あゆみ<やがわ あゆみ>
 十六歳。高校生。
 主人公のクラスメイト。
 天然系で、よく分からないけど気付いたら一緒に居る。高校になってから知り合ったはずだが、十年来の親友・あるいは幼なじみのような距離感。
 一緒に居て疲れることもなければムラムラすることなく、常に対等な位置にいる。
 クラスの人間からはあいつら付き合うを通り越して夫婦の貫禄あるだろ、とか言われたり言われなかったり。
 とある悩みを抱えているらしい?
 主人公のことは「シリュー」と呼び捨てにする。が、自分の名前が好きではなく、「あゆみ」と呼ばれることは嫌う。

 第三章のラストで全部のヒロインが一同に介して第四章で最終章するか、エピローグでぱぱっと終わらせるかはまだ検討中。


 取りあえず、今出せる情報はぱっ、とこんな感じ。
 何かの参考になれば。
 あるいは、何かツッコミとかあればどうぞー。






 んで、なんでこんなに哲学さんが苦戦しているかというと、書いてるうちに話がどんどん脱線して別方向へ向かってたりするからである。もっと柔軟に書ければいいのだけれど……。