ミクロの決死圏

上の哲学さんの記事にコメントしたけど、いまいち要領を得ないな。人にアドバイスしようとするなんておこがましいことですよ。全く。

確かに昔より王道バトルものっていうのはやりにくくなっているとは思いますね。物事も純粋な勧善懲悪で解決しないような難解なものになってきてるし。

しかし、それは「世界を救う」ことにフォーカスしているからであって、「俺より強い奴に会いにいく」とかでバトルものは成立するし、所謂まおゆう的な問題はそもそも生じないとも思うんですよね。
それに、世界を作品で扱うなら何も殴り合いをする必要はないし、今ならセカイ系でミクロとマクロの問題を同時に扱うことだってできるわけで。

ですから結局のところその世界で戦う意味、戦う理由なんかが先に来て戦い方を決めていく。その上で最強主人公が壁にぶつかって乗り越えるとか弱い奴が頭脳を使ってジャイアントキリングするとか、ある種の王道のメソッドを踏襲しつつアイデアを出すことがエンタメとしてのバトルもののキーになる。と、私は思いますね。