プロットを振り回す

ここ一カ月、「文藝賞」に出そうと作品を書いては捨て、書いては捨て、400字原稿用紙で二十五枚前後の屍を量産していて、ようやくわかったことがあった。プロットをどう作ってそれに沿ってどう書くか。はじめて光が見えてきました。電撃に出す作品で試してみようと思います。
人によって違うだろうけれど、僕の場合、がっちりと計算した緻密なものを作るのはどうもやめた方がいいっぽい。これからできるようになるのかもしれないが、とりあえず今のところは断片的な物語の要素をたくさん作って、あと設定をまとめて、そこから見切り発車で書き進めながら物語のノリでまとめていく方法。行くところまで行ってから、欠けている部分を第二稿で埋める方がよさそう。
いままで、プロットをきっちり作った奴より、適当に思いついた奴を一気に書く方が速く書けて不思議だったけれど、これならいけるかもしれない。
いずれにせよ、「書かないといけないこと」に振り回されるより、書きたいことをノリノリで書いた方が良いんだろうなぁ。断片的に思いついたことは基本的に書きたいことばかりなので、久しぶりに、いや初めて、投稿作を書くことを楽しめるかもしれない。

追記:
もう一つ楽しみなこと。このエントリで書いたこと、作品を面白くする上でどう応用しようかと思案していたのだが、かなり良い方法が思い浮かんだっぽい。成功したらまた報告します。
それにしても、今まではあまりにも一日に思いついて忘れることが多かった。この漏れていく情報量が勿体なかったので、最近ノートPCを活用することにした。思いついたらすぐメモ。一回で原稿用紙二枚くらい使うので、手書きでは忘れる速度に間に合わない。何か、これだけでやたら劇的に改善しました。
最近の僕は今までとは一味違うんだぜ。