文体

どうも自分の文体は簡潔にすぎるきがしてならない。
これがアンタの文体なのよと言われればそこまでかもしれないが、それにしても文章に味気というものがない。しかも、おかげでなかなかマスが埋まらない。もうちょっと装飾を加えて（良い意味で）くどい文章を書きたいのに、それが書けないときた。読んでいるともうまるで歴史叙述でも読んでるみたい。
「真の技巧は技巧を隠すことにある」という古い言葉を盾に、むしろ簡潔な文体を武器にするしかないのか……