ロケハン(?)

 梅田にジオフロントが見つかったと聞いて、これはひょっとしたら作品に使えるのではないか、とふと思った。
 利便性などの問題はさておき、たぶん日本で最もカオスな都市は大阪なのだろう。そんなわけで、改めて知るために実地調査へと繰り出すと、なかなか創作意欲を刺激するものが見つかった。天王寺やばい。梅田もなかなかだと思ったが……
 感想みたいなのをまとめようとしたが、適当な言葉で描写しても妙な迫力があったりしたので、これはそのまま本編に使うことに。自慢にならないが、天王寺駅周辺はマジでダンジョンみたいだった。
 以下は、気づいたことなど。
・「文体」および文章技巧上の演出の大きさ。乱暴だけれど、「ストーリーとキャラクターの性格等の設定以外全部」と言えば、アニメなら「作画、演出、声優の声色、演技、キャラクターに関するもの以外のデザイン等ビジュアル的なもの多数」に当たるわけで……まあすごく乱暴な話だけれど。だってつまり、「エヴァの暴走ってかっこいいね」な部分がほとんど文体に依存ずるわけだから。もっとグサグサ行くような、特長ある文章演出があってもいい。
・紙に書くメモ。演出の大半は、何もしてない時ふっと思いつくことが多く、忘れないように頭にキープして後でPCに打ち込むよりは、その時ノートにメモった方がいい。紙媒体への筆記記録というものをおよそ信頼していなかったが、ちょっと姿勢を変えるべきみたい。
・デフォルメボーダーラインの重要命題「記号─感触の境界ギリギリでこそテンションが上がる」理由。「記号の組み合わせの新しさにオリジナリティがある」のにもつながる。強く感触を覚えるなら、それに伴って、強い違和感を他との間に覚えるのではないか。だから、表面的にも他と違う記号の組み合わせを、結果的に直感するのではないか。

追記:
 なんだかんだいって見切り発車できていない。あと一つだけ埋めたい設定がある。これさえ何とかなってくれればなあ……