出版についての報告

蘇我捨恥です。
電撃で受賞したピエールさんと一緒にお祝いのオフ会まで開いていただいたので知っている人が多いでしょうが、拙著が出版されます。
異世界迷宮でハーレムを』主婦の友社ヒーロー文庫から12月21日に発売予定です。
小説家になろう」という小説投稿サイトに載せていた作品(http://ncode.syosetu.com/n4259s/)を、いろいろいじって、えいや、っと変えたり変えなかったりしたものになります。
ライトノベル新人賞に、というこのサイトのタイトルからいえば裏口になりますが。
こちらのサイトができてから大体四年。ほぼ最初から参加している身としては、やっとというべきか意外に短かったというべきか。一ついえることは、おそらくこのサイトに参加していなかったら、私の本が出版されることはなかったのではないかと思います。
なにしろ、一次通過という最低限の喜びすら知ることなく、四回続けて一次落ちしましたから。実際もうやめようと思ったこともありました。
それでも小説を書くことをやめることなく、少しずつ書き積み上げていった結果が、出版です。
このサイトを作ってくれた海燕さん、一足先に進む道を見せてくれた入江さん、ここに毎日報告して、俺もがんばらないとと思わせてくれた哲学さんには、特に感謝の言葉を捧げなければなりません。
このサイトの参加者以外でこれを読んでいる人で、もし本当に本心からラノベ作家になりたいと願っているかたがおられたら、是非このサイトに参加してみてください。
特に何かがあるサイトというわけでもなく、外から見ればたいしたことはしていないと思うでしょうが、俺にはやっぱり才能がないから無理だとか、今日はもう書かなくていいやとか、明日からがんばるとか思ったときに、きっと少しだけ力になってくれると思います。
一日に数百字でも、一年毎日書けば長編が一つ書きあがります。
このサイトのそれほど多くはないアクティブユーザーの中から複数の作家が出ていることも、そのことの重要性を裏付けているのではないでしょうか。
がんばるのは毎日がんばらないといけませんが、やめるのは一瞬です。
やめることなくこのサイトの参加者の中から次の作家が生まれることを、楽しみに待っております。
最後にそのことを願って、筆を置かせていただきます。
長い間ありがとうございました。