キャラクターが縮こまってるなぁ
昨日まで書いた分を読み返すと、主人公、割合小さくまとまってしまってる感がある。
いや、常識で考えると全然おかしいんだけど、フィクションとしては弱い。はったりが利いてない。いや、見せ方もあるんだけど。
哲学さんの文章にテンションが乗ってなくて、冷静に事態が流れていくから盛り上がりにかけるなぁ。脳内映像ではこことここは盛り上がる場所だ、と言うのがあるのだけれど、それがさらっと流されてる。
でもいざ書き直すとなんかさらっと流しちゃうのよなぁ。
例えば三メートルジャンプできる奴が居たとしよう。
でも、字面だけ見たら全然すごくなさそうに見える。実際によく考えたら絶対おかしい。
ちなみに、ギネス記録だと122cmが垂直跳びの世界記録。
3mも跳べれば世界記録の二倍だ。
ここら辺を上手く描写できてると思うのは『黒子のバスケ』とか。
登場人物の火神くんはジャンプ力がすんごい高くて、というか、何より彼の武器は明らかにおかしいジャンプ力で、時々「あれ?よくみたら3mくらい跳んでない?」とか思うくらいにすごくものに見える。
同じジャンプの「ハイキュー!」も主人公の日向くんの小さな身体に不釣り合いなジャンプ力に鳥肌が立つシーンが何度もあったり、唸らされるシーンがある。
でも、哲学さんの文章だと、今の感じだと「おー、3mくらい跳んでるな−」くらいにしかみえてない。
と……書きながら大体問題点が分かって、やっぱり基準となる視点の欠如がどうしても哲学さんの作品に付きまとってる。
前の記事にも書いたけど、「普通ならこうなる。でも、特別な人はこうできる」という線引きをはっきりしないといけない。後、異世界の綺麗な見せ方は「普通の人でもこんなことが出来る。しかし、特別な人なら更にこんなことも出来てしまう」という魅せ方、と哲学さんは思う。
いかんなー、また同じ所をグルグル回ってるなぁ。ぐぬぬ。