本日の執筆分
今日からストックがなくなったので書いてる断片を端から載せます。
読みづらいと思いますが、まあそのうちまとめます。
「……これは一体?」
「――モンハウやな」
きょとんとする私にフェスタは即座に展開した仮想ウインドウを突きつけてくる。
「モンスターハウス! 要は、狭いトコにモンスターが大量に押し込められとー状態のこっちゃ。ダンジョンでよー見る」
「何故そんなモノが?」
渡されたウインドウの説明を読みつつも私は周りを警戒する。幸いどれも襲ってくる気配はない。とはいえ、これだけの数に囲まれればそれだけで威圧感を感じる。
――気配のない存在なんて卑怯よ!
人間相手なら目を瞑ってても近づかれれば気配を察知する自信はあるが、実体のないデータ相手ではいつものようにはいかない。とはいえ、こんなにも大量のモンスターに取り囲まれたのに全く気付けないというのはなかなかプライドの傷つく話だ。モンスター達が視覚でしか捉えられない幽霊みたいなモノであると改めて思い知らされる。
――まあ、お爺様なら幽霊ですら捉えそうだけど。
「ゲームってな。プレイヤーがモンスターを狩ることを前提にして作っとーから野放しにしてるとこうやってパンク状態になることがあんねんよ。扉を開けたらドバーってモンスターが出てきたり、とかな」
周囲を見回しつつ、フェスタは武器を出さない。そう言えばチュートリアルでは攻撃しようとしたり、武器を持ってるだけで襲いかかってくる《先行型》モンスターも居ると言っていた。もし、そう言うモンスターがこの中にいるならば、ここで武器を出すのは自殺行為だろう。
「それって、プレイヤーが居なかったら無限にモンスターが増えて世界がモンスターで埋め尽くされるんじゃないですか?」
「勿論上限は決まっとー。大体はいくつかの区画のモンスター発生上限があんねんけど――ここに局地的に集まっとーって言うことは――逆に別の場所ではモンスターの乱獲が行われとーってことや」
――なるほどそういう風にロジックを立てて推理するのね。
モンスターに囲まれただけで私にはそれ以上は思いつかなかった。彼女といい、トモシゲといい、ゲーマーと言う人種と私ではゲームに対する経験値や情報格差が激しいようだ。
――無敗のゲーマーを相手取るには確かに私は役者不足みたいね。
自分の無力は悟った。けれど、だからといって諦めるつもりは毛頭なかった。むしろこれはゲーマーとしての先人であるフェスタに学ぶいい機会と言える。せいぜい利用させてもらうとしよう。
――どのみち、低レベルの私は保護機能で死ぬことはないしね。
むしろ、この場合は保護機能の働いてないであろうフェスタの方が危険性が高い。
「どうします? 一旦公園を出ますか?」
全然進んでない……。
ていうか、文章が乗らないな−。走ってない。状況説明だけに終始してしまっている。
まあそれは第二章の後半に入ってからそうなのだけれど。
うーん、フェスタとの会話が盛り上がらない。
どうしたもんかなー。
でも、書き直す暇もないのでこのまま行く。