方言は苦手分野。

 最初はコメントとして書き込もうとも、思ったのですけれど。思いの外長くなってしまったので、見栄えを考えて記事とさせていただきました。ご容赦ください……(へこ) そんなわけで、『続く世界と〜』の感想は続きからとなりますっ。……ところでこちらのブログデザイン、変わりましたよねっ?
 とりあえず、ぱっと読みではありますけれども、つらつらと。
 冒頭数行を読んだ時点では「どう見てもサイカノ……!(笑)」というところでしたけれども、なるほど。「とある漫画に共感しすぎ、何とかしてその結末を変えてあげたいと願う主人公だが、そんな願いが叶うはずもなく陰鬱な毎日を送っていた。だがある日、なんと漫画のヒロインにそっくりな女の子が現れ……」という感じの内容でしょうか。
 これから想定される、あるいは読者が期待するであろうものを、私なりに書いてみます。――たぶんこの主人公が、その漫画と同じような状況に巻き込まれてしまい、転校生もあのヒロインと同じように兵器だった(あるいは改造されてしまう)ことが判明する。主人公はそんな状況下で、自分がまるであの漫画の登場人物になった気になってしまい、漫画に描かれていたような悲劇にはするまいと、色々な行動やアプローチをしていくのだけど、漫画と現実の世界は違っていて、ことはうまく運ばず、主人公の想いは空回りするばかり。都合よく親や周囲は自分を理解してくれないし、転校生にだって気持ちは通じなかった。けれど――という感じでしょうか。どうでしょう。当たっているでしょうかっ(笑)
 憧れの異世界に召喚された、とはまた違うパターンのお話ですよね。夢や虚構や妄想が現実になったパターン。現状まででポイントなのは、「なぜヒロインと転校生が瓜二つなのか」という点でしょうか。現実ですと、「漫画のキャラに似てる!」なんていうのは、それなりに整った顔立ちで同じような年代のひとが、同じ衣装を着てしまえばわりと似てしまうのでしょうか。うーん。ともあれその「似てる」が単なる偶然なのか、はたまた必然であるのか。やっぱり後者であると、ではなぜそうなっているのか、現実と漫画の結びつきはあるのか、そんな漫画をつくった作者は何者なのか――と、色々と考えてべきものは増えてきそう。
 あとは……「漫画という非現実の展開に抱いた気持ち=漫画から学んだものは、現実に起こる出来事の支えとなるか」もテーマになっていたりするのでしょうか。そうであれば、主人公は「男性」であることは必須要素になると思いますっ。現状、男の子のようですしそこは問題なさそうですけれど。男性と女性ですと、物語に対する「ハマり方」あるいは「のめりこみ方」が違う、とでも言うのでしょうか。現状での主人公のハマり方は、たぶん男性ならではのハマり方とは思いますので、今のままが合っているかも――とは思いますー。
 感想のまとめとしては「面白いかどうかは、今後の展開次第」という感じでしょうか。「漫画の中の登場人物が実際にいたら……」という妄想は(いい意味で)ありがちなものですし、そういった読者に対するカタルシス、あるいはアピールにはなると思います。
 以上、私の感想でした! あくまで個人の感想なので、まっすぐに全部は受け止めないでくださいね。納得できる部分は取り入れて、譲れない部分・理解出来ない部分はスルーする。そんなアバウトな感じで大丈夫だと思いますー。